この時期,雪の多いチセヌプリの中腹を使い,今年度の冬山研修を実施しました。
参加者は,8名。
昨年度はコロナウィルスの流行により,中止の判断をしました。 今年度は3年ぶりの開催となり,参加者も初めての方も3名いました。 初めに,いつものように地図で地形を確認して現在地をチェック。
続いてビーコンチェック。一人ひとり確認しました。
少し登ったところで,雪崩の発生しそうな斜面の見分け方を教えてもらいました。 とりあえず山頂へ向かったのですが,積雪が膝ほどあり,ラッセルの先頭を変わりながら進みましたが,結局山頂までたどり着きませんでした。 (※今回はピークハントが目的ではないです。)
次に,弱層チェックの方法を教えてもらいました。
最後に,ビーコンを使って,雪崩に巻き込まれた人の捜索の練習をしました。 ・どこで見失ったか
・単独か?複数か? ・ゾンデ棒(プローブ)の使い方は?
・歩幅は?方向は?
・指揮を取るのはだれ? など
最新の情報を入手してきた方やベテランの大先輩,リーダー,サブリーダーさんに教えてもらいました。 このように命にかかわることは,何度やってもすぐに反応できるようになるまでは,きっちりと練習したいものです。
机上の学習はもちろんですが,今回のように現地での実習は非常に大事なことは今回の研修で再確認しました。また,山行当日までの1週間ぐらいの天気をきちんと把握し,目的の山の積雪量や風の向き,過去の雪崩情報など…きちんと確認することが,大変重要であることも,習いました。 個人的にはまた来年度の冬山研修が楽しみです。 (文責:K)
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